会長に鍛えられた臨機応変の能力と忍耐力

会長からの内線が鳴るとみんなひやひやしました以前、建設会社で事務をしていました。ハローワークの募集内容は一般事務員ですが、この会社ほど不思議な事務はありませんでした。

地域では名の通った会社ですが、70代の会長が一代でここまで築きあげた会社です。貧乏時代や不条理なことも沢山経験している人なので、とにかく人を疑います。

事務員は5人いますが、誰が何の仕事をするのかは、日々会長の指示で変わるので、ふつうの会社のように担当が、ほとんど決められていません。

お金関係の大切な部分は、身内である息子の嫁がシッカリ握っているので、私たち事務員は会長の我儘を聞く相手のようでした。

ちなみに、嫁にとっても火の粉が自分に降りかからないために、舅の相手をする事務員は防波堤として必要でした。

仕事の中で一番困ったことが、会長からの内線です。一方的に「コッチ!」と呼ばれて、電話が切れます。

コピーだけの用事もあれば、工事実績などの集計表や作業員の評価表など、ボーナスの査定にかかわるものまで幅広い内容です。夏・冬のボーナスの評価表も、違う人が作るのですから、変わった会社です。

しかもボソボソと小声で早口で指示をされるので、分かりにくいです。聞き返すと、先ほどとは打って変わってイキナリ大きな声で怒られるので、それが怖くて半分想像交じりで考えます。

なので、内線が鳴ると、皆自分の電話でないかドキドキなのです。呼ばれた人は、「あーあ」とガッカリしている反面、免れた他の人たちは安堵から思わず笑いがでます。

変わった会社でしたが、会長のおかげで、何事も臨機応変に対応する能力と忍耐力がついたと思いました。転職したいと思ったこともありますが、看護師さんなどの転職と違って、そうそう転職先もないのであきらめてました。

店頭に並ぶ自分の仕事にやりがいがある

店頭に並ぶ自分の仕事に喜びがある私はDVDオーサリングという仕事をしていました。

簡単にいうとDVDの中身をつくっていました。ポストプロダクションの中の一部所でした。

会社の方針で、DVDオーサリングに関わる作業、だいたい全てにかかわっていました。仕事内容を簡単にまとめてみました。

・簡単なものであれば、レーベルやジャケットのデザインをします。
・メニュー画面をデザイン、作成します。または、技術的に必要な選択していて色がついている部分など、必要な細かいバーツを作成します。
・テープ、またはデータの状態から画像をエンコードという作業をします。これでDVDに適した形式の動画にします。このときにノイズなどがないかも全部みてチェックします。
・画、音、メニューなどを合わせてオーサリングします。デッキに入れると最初に何を再生するか、等簡単なプログラムをします。
・案件によっては動画メニューで動画作成などもします。

上記のような仕事内容で、出来たDVDを仮でお客様に渡して、確認していただきます。そして、適宜修正をかけて最終の物を見ていただき、最終データを吐き出し、チェックし、工場にそのデータを持って行きます。

工場ではそのデータを元に何千枚、何万枚をプレス、またはコピーします。このような仕事をしていました。良い点は、やりがい です。実際に自分で作業をしたものが、店頭に並びます。一線で作業をしている感覚はとても充実したものでした。どんな作業でもそうかもしれませんが、「ものづくり」はやりがいのあるものです。

また、悪い点はこのような仕事であればどこもそうかもしれませんが、忙しい、時間が不規則、といった点です。

一つのメディアを作成する時の、ほぼ最終工程に当たります。つまりは色々な事情で制作が遅れた場合、最終工程に近いほどそのしわ寄せがきます。

予期しない箇所や事例での納期の調整が多々あり、忙しいかったり、時間が不規則になる要因の一つでした。

笑顔とありがとうがある限り続けたい

笑顔のある限り今の仕事を続けたいアパレルの販売員をしています。人と関わる仕事をしたいと思い、この職業に就きました。

アパレルということもあり、やはり薄給です。長時間立ちっぱなしで、割には合わない仕事です。

ですが、この仕事の面白いところは色んな人に出会えることです。人前で自分を作ることが出来る人なら、きっと向いています。意味のわからないことで怒られるなんて良くあります。

わたしの働いている店では、購入した商品をビニール袋にいれてからショップ袋にいれてお客様にお渡しします。

先日とても気が短い、少し問題のあるお客様が来店されました。着て早々怒っていました。

いつものことなので気に留めなかったのですが、レジ対応をしたわたしにとうとう飛び火しました。

購入された商品をいれたビニール袋に少しだけ空気が入っていました。激怒してました。普通の方なら気にも留めないような空気の量でした。激怒してました。わたしは少し笑えました。

改めて、世の中色んな人が存在するんだな、と感心しました。こんなこともありますが、やはり面白い業界です。

自分の接客に対して、「ありがとう」と言ってもらえた時の嬉しさは何にも変え難いものです。頑張りを認めてもらうというものは、やはり嬉しいものです。

わたしはきっと、何かしらのことが起こらない限りこの業界からは抜けないと思います。よく底辺職だと言われますが、誇りを持てるのなら何だっていいと思いました。

割に合わず、突然怒られる時もありますが、それでも人の笑顔がある限りずっと続けて行きたい仕事です。

生きることと働くこと

人は生きる上で皆働くことになります。
そもそも働くことが生きることでもあります。
ここでは、狭義の意味で働く、つまり経済的な意味での労働を見つめていきたいと思います。
人は如何に働き、如何に生きているのか。
個人の生き様が見えて来ます。